2023年10月6日放送のNHK「ドキュメント72時間」で島根県松江市にある「黄泉比良坂(よもつひらさか)」が紹介されました。
緑豊かな自然の中に、大きな岩。一見、特別な場所に見えないが、ぽつりぽつりと人が訪れる。「古事記」にも登場し、この世とあの世の境界と、古くから言い伝えられてきた場所です。
ナレーションは川栄李奈さんが担当されました。
今回は黄泉比良坂や川栄李奈さんについて調べてみました。
黄泉比良坂とは
黄泉比良坂(よもつひらさか)とはどのような場所なのでしょうか?
神話で伝わる場所
古事記の神話に、黄泉の国(死者の国)と現世の境目として登場するのが、黄泉比良坂です。
松江市東出雲町の国道9号線から、緩やかな坂を約300mほど上がった場所にその伝承地があります。
静かな木立の中に、黄泉の国への入り口をふさいだ岩を思わせるような大きな岩が並び、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
振り返ってはいけない!?
前述の通り、黄泉比良坂とはあの世と現世との境目にあるとされる坂です。
そのため、「心霊現象などの怪奇現象が起こるかもしれない」や、前述の神話の内容から「あの世に連れていかれる」などの噂があとを絶たず、この場所では昔から「後ろを振り返ってはいけない」との言い伝えがあるようです。
「振り返るな」「決して見てはいけない」は昔話にもよく出てくるフレーズですね。日本では「浦島太郎」の玉手箱や「鶴の恩返し」の機織り部屋など、またギリシャ神話にも同じような物語があるようです。
訪れる人の目的
「振り返ってはいけない」との言い伝えがあるような、ちょっぴり怖い場所と思える黄泉比良坂ですが、番組で紹介された通り訪れる人はあとを絶たないようです。なぜでしょうか?
「あの世」との境とされる黄泉比良坂には、「天国(黄泉の国)への手紙の投函ポスト」が設置されています。亡くなった家族や友人に思いを届けるために訪れる人が絶えないということでしょうか。
亡くなった人を近くに感じられる場所なのかもしれません。
アクセス情報
所在地:〒699-0192 島根県松江市東出雲町揖屋
交通アクセス:JR揖屋駅より徒歩20分
お問い合わせ:松江市東出雲支所地域振興課 TEL:0852-55-5840
番組ナレーションは川栄李奈さん
今回の「ドキュメント72時間」のナレーションは川栄李奈さんです。年齢のわりに落ち着いた語り口が聴きやすいと好評です。
川栄李奈さんのプロフィール
名前:川栄 李奈(かわえい りな)
生年月日:1995年2月12日
出身:神奈川県
身長:152cm
血液型:O型
職業:女優(AKB48の元メンバー)
所属:エイベックス・マネジメント
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の大月ひなた役(深津絵里、上白石萌音とのトリプル主演)が記憶に新しいです。1年以上前ですが…^^;
ナレーション歴
川栄李奈さんはNHK「ドキュメント72時間」のほかにも、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』のナレーションを担当しています。
ネット上では川栄さんのナレーションを賞賛する声が相次ぐなど、ナレーターとしてのキャリアも順調に築き上げているようです。
まとめ
今回はNHK「ドキュメント72時間」で紹介された黄泉比良坂や川栄李奈さんについて調べてみました。
あの世との境界、振り返ってはいけないなど、ちょっぴり怖い感じもする場所ですが、亡くなった家族や友人を思い訪れる人を川栄李奈さんのナレーションが優しく温かく包み込むように紹介してくれました。
興味のある方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
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